「WEBデザインの職業訓練に落ちた…」
「選考に落ちる理由は?」
「受かればWEBデザイナーになれる?」
そんな悩みや疑問を抱えていませんか?
職業訓練とは、就職に必要な知識や技術を習得するための公的な支援制度で、失業中の方がスキルを身につけて早期就職を目指すことを目的としています。
ハローワークが実施機関として動いているため、「ハロートレーニング」の言葉で知っている方も多いのではないでしょうか。
そんな職業訓練ですが、コースによっては人気で倍率が高いものもあり、それなりの対策をしておかないと「誰でも受かる」わけではありません。
職業訓練の試験対策や万が一落ちた場合の次のステップを知りたいという方もおられると思いますので、今回の記事では、以下のことをご紹介します。
- 職業訓練の基礎知識
- 職業訓練の試験に落ちないために
- WEBデザインの職業訓練を利用するメリット・デメリト
- WEBデザインの職業訓練で学べること
- 職業訓練で学ぶとWEBデザイナーとして就職出来る?
- WEBデザインの職業訓練で落ちたらとるべき行動3選

記事の最後に、お勧めのWEBデザインスクールも紹介するよ。
この記事を最後まで読むことで、WEBデザインが学べる職業訓練の現状を知って、ご自身の今後の選択に役立てていただけると幸いです。
職業訓練の基礎知識


職業訓練とは



ハロートレーニングという名前でも聞いたことある人がいるかもしれないね。
学べるプログラムの種類はいろいろあり、基本的はPCスキルだけでなく、WEBデザインやプログラミングが学べるコースもあります。
- ハローワークを経由して失業者のみが利用できる
- 職業訓練校で学ぶためには、入学テストや面接に合格する必要がある
(人気コースの倍率は2~4倍程度ある) - 公共職業訓練と求職者支援訓練の2つに分けられる



公共職業訓練は主に失業保険(雇用保険の基本手当)を受給している求職者が対象で、
求職者支援訓練は失業保険を受給できない求職者(失業保険の受給期間が終了した方、雇用保険に加入していない方、ブランクのある主婦(主夫)など)が対象だよ。
職業訓練応募の流れ
繰り返しの確認ですが、
また、職業訓練の申し込み後は、ジョブカードを作成してハローワークに在籍しているキャリアコンサルタントとの面談を受ける必要があります。



ジョブカードは、ハローワーク版の履歴書みたいなものだよ。



職歴があるほど、作成も時間がかかるよね。
私は半日がかりで作成したよ。
職業訓練を受けるまでの流れは、以下のようになります。
ハローワークに求職申し込みなどを行います。
職業訓練のスケジュール表をハローワークをもらい、WEBデザインなど自分が受講したい訓練の日程を確認し、申し込みましょう。



申し込みしたい職業訓練の説明会に参加が必要な場合もあるよ。
その後、ハローワークを通して受講申し込みをしよう。



それと並行して、ジョブカードを作成してキャリアコンサルタントとの面談があったりするから、忙しかったよ。
決められた日程と会場で、選考試験や面接を受けます。



選考には、筆記試験のみ・筆記試験と面接・面接のみなど、訓練校やコースによって違うので、申し込みをした時点でよく確認して、選考までに準備しよう。



私が受けたのは、中学生までの国語と数学の筆記試験だったよ。
試験日までに勉強を頑張ったよ!
試験日や面接日に選考結果が出る日はお知らせされますので、合否を確認しましょう。
合格だった場合、指定された日に入校のための説明会に参加し、受講指示を受けます。
指定された日から訓練がスタートします。



訓練の期間は、3か月や6か月など、コースなどによって違うので、最初の申し込みの段階で、学ぶ日程や期間は確認しておこう!
試験はどんなものがある?
職業訓練校の入試試験は、コースや運営する企業によって違いますが、以下のようなものがあります。
- 書類選考
- 面接
- 中学(義務教育)程度の学力テスト (国語・数学の筆記テスト)
などを行うところがあります。



面接だけや筆記試験だけの場合もあれば、両方の場合もあるよ。
希望する職業訓練の入学条件で確認してみてね。



基本的な学力や就職意欲が確認されているんだろうね。
職業訓練の倍率は?
職業訓練の倍率は、コースや地域によって差ががあります。
人気のコースだど2~4倍程度の倍率がありますので、ハローワークで申し込む際に確認してみましょう。



私が受けたWEBデザインの職業訓練は、1.6倍だったよ。
この地域では高い倍率らしく、担当の人が驚いていたよ。
WEBデザインやプログラミングなどIT関係の職業訓練は人気傾向にあります。
そのため、倍率も高く、「落ちました」という声もちらほら聞きます。
倍率の高い人気のコースは特に、それなりの試験対策をしないと合格は難しいため、「職業訓練であれば誰でも受かる」ということはないでしょう。
職業訓練の試験に落ちないために


ここでは、職業訓練に落ちないための対策をお伝えします。
落ちやすい人の共通点



当てはまっていないか確認してみてね。
①志望動機が曖昧
自分自身の中で「なぜWEBデザインのコースで学びたいのか」はっきりしていない人は、選考試験に落ちやすくなります。
なぜなら、はっきりした目標がなければ、筆記試験の勉強に熱が入らないでしょうし、面接試験の受け答えでは「なぜコースを受けたいのか」を明確に答えて面接官を納得させることはできないでしょう。



職業訓練を受ける最大の目標は、職業訓練で学んだあとの「就職」だからね。
②学習対策不足で点数が取れない
筆記試験の場合、例えば、中学生(義務教育)までの国語と数学の試験が行われることがあります。



私が通った職業訓練の入学試験は、中学生までの国語と数学の筆記試験のみだったよ。
試験日までに、過去問を解いたり、国語や数学の復習をしっかりしておかないと、結果的に、学習不足で点数がとれず不合格となってしまうでしょう。
③面接で熱意が伝わらなかった
志望動機が曖昧であったり、面接練習を怠っていたりすると、「なぜWEBデザインのコースを受講して就職をめざしたいのか」をはっきりと面接官に伝え、納得してもらうことはできないでしょう。



もしかしたら、服装や話し方などにも表れているかもしれないね。
④倍率への対策をしていなかった
ハローワークで職業訓練受講の申し込みをする際、そのコースの過去の倍率なども知る事ができます。
通常の試験対策に加え、倍率が高い場合はもっと気を引き締めて勉強したりと対策をとる必要がありますが、そもそも倍率が高いことを知らなかったり、対策を怠った場合は、合格することは難しいでしょう。
試験に落ちないために
では、職業訓練の試験に落ちないためにはどうしていったらいいのでしょうか。



私は過去に一度、他の職業訓練で落ちたことがあることと、WEBデザインの職業訓練では合格したことがあるよ。
その経験を踏まえて紹介するよ。
今回は、筆記試験や面接中心の回答になりますが参考にしてみてください。
①試験範囲を確認したり過去の問題を解く
筆記試験の場合、試験範囲を確認し、過去問を解いたり、試験範囲の総復習をしていきましょう。



私の場合は職業訓練の申し込みをした際に、ハローワークで過去問をもらったよ。
中学までの国語と数学が筆記試験の範囲だったので、過去問だけでなく、国語と数学の復習を徹底的にしたよ。
②筆記試験の試験範囲を徹底的に復習
当たり前ですが、過去問は、出題範囲から出された一部の問題です。
過去問を一度解いて終了にするのではなく、例えば中学までの国語と数学が出題範囲であれば、中学3年生までに習った国語の漢字や文法、数学の数式などを総復習して、どの分野も回答できるようにしていきましょう。



私は試験日までに1か月の猶予があったので、過去顧問で傾向をみながらも、国語と数学を徹底的に勉強し直したよ。
ちなみに、
過去に一度、職業訓練校に通おうと思ったときの試験も、中学までの国語と数学の試験だったのですが、倍率を確認しないことはもちろん、「中学ぐらいの問題はとけるだろう」とほぼ勉強しなかった私は、びっくりするほど試験に回答できず合格できませんでした…。



「中学まで」を甘くみると痛い目にあうよね。
言い換えれば「高校入試程度」ともいえるからね。
③面接の場合は、就職意思があることを示す
職業訓練面接では、就職する強い意思があるかどうかを問われています。



ただ無料で習って終わりではなく、その後「就職」することが目的だからね。
そのため、「就職ではなくフリーランスを目指している」と回答するのは注意が必要です。
職業訓練では、失業給付などのお金をもらいながら、授業自体は無料で受けることが出来るため、「お金目当てである」人も0ではありません。
面接では以下のことに注意していきましょう。
- だらしない服装をしない
- はきはき話す
- 相手の目を見て落ち着いて話す
- 就職する意思があることをはっきり伝える



面接練習も必ず行おう。
ちなみに、訓練の申し込み後に、職業訓練の説明会や見学会が開催される場合は必ず参加しましょう。
なぜかというと、その会の中で、面接の選考基準や面接質問を教えてくれることがあるからです。
職業訓練校側も、きちんと説明会などに来るような方には、ちょっとしたポイントUPの機会を設けている場合があるようです。
WEBデザインの職業訓練を利用するメリット・デメリト


職業訓練でWEBデザインを学ぶメリット



5つのメリットを紹介するよ!
①授業料がかからない



ただし、
教材費・検定料・資格受験費などは自己負担となるよ。
(数千~1万円程度)



私も、WEBデザインやコーディングの教材の購入で1万円近くかかったよ。
あと、卒業前にIllustrator®クリエイター能力認定試験を受けたので、その受験料も。
②失業保険や給付金の受給
失業保険は、自己都合退職の場合は、待機期間7日+給付制限期間(2か月程度)の後に支給されるようになっていますが、職業訓練の受講を開始した場合は、給付制限期間を待つことなく受け取ることができます。(公共職業訓練)
また、基本手当の支給残日数より訓練期間が長くなるときは、申請することで訓練延長給付を受けられます。



訓練を受けている間は、失業手当が続くのはありがたいね!
そして、
主婦(夫)や雇用保険の受給が終了した方など「雇用保険を受給できない求職者の方」は、求職者支援訓練になり、一定の要件(収入、資産など)を満たせば、職業訓練受講給付金(月額10万円+通所手当など)を受け取りながら訓練を受講できます。
③通所手当や受講手当が支給される
通所手当として、自宅から訓練校までの通学にかかる交通費(最安経路の実費・ハローワークの審査あり)が全員に支給されます。
また、雇用保険受給者でハローワークから「受講指示」を受けている人(公共職業訓練)は、受講手当として、1日500円(上限40日まで)が支給されます。



交通費の支給や受講手当がもらえたことは、助かったな。
区分 | 手当名 | 内容 |
---|---|---|
雇用保険 (公共職業訓練) | 基本手当 | 離職前の賃金に応じて支給額が異なります |
受講手当 | 日額500円(上限あり) | |
通所手当 | 通所方法により支給額が異なります(上限あり) | |
職業訓練受講給付金 (求職者支援訓練) | 職業訓練受講手当 | 月額10万円(条件あり) |
通所手当 | 通所方法により支給額が異なります(上限あり) |
参考:厚生労働省「就職支援・給付金などについて知る」



受けられる給付金などは、雇用保険加入者だったかどうかで、公共職業訓練と求職者支援訓練にわけられるよ。
詳しくは、厚生労働省の「就職支援・給付金などについて知る」で確認してみてね。
④キャリアコンサルタントの就職支援
訓練校に通所中は、WEBデザインのスキルの授業に加え、就職に関する授業を受けたり、キャリアコンサルタントに個別の就職支援を受ける機会が設けられています。
以下のような一般的な就職支援を受けることが出来ます。
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 求人情報の提供
- 就職活動についての授業
- 企業説明会の開催
- キャリアコンサルティング・職業相談



私の通所した職業訓練校では、
卒業までに就職が決まっていない人には、卒業の3か月後までキャリアコンサルタントの就職支援を受けることが出来たよ。
⑤Adobeなどデザインツールが学割で利用できる
職業訓練に通っている間は「学生」扱いになり、Adobeのデザインツールなどが学割で利用できるものがあります。
ただし、学割の対象校であるかは、訓練校によって違うかもしれませんので、確認してみてください。



他にも「学割」が使えるものがあることもあるので、訓練校などに確認してみてね。



私もAdobeを学割契約して、illustratorやPhotoshopを学割価格で利用していたよ。
職業訓練でWEBデザインを学ぶデメリット



8つのデメリットを紹介するよ!
①失業中にしか利用できないうえ倍率が高い
また、



WEBデザインなどIT系の職業訓練は人気の傾向があり、倍率は2~4倍程度あることが多いよ。
*訓練のコースや地域により差はあります。



失業中であることに加え、倍率の高い試験などに合格しないと利用できないんだね。



そうだね。
だから、在職中の人が「WEBデザインを学びたい」と思っても利用はできないよ。
②訓練校に週5日通う必用がある
職業訓練は、基本的には平日の昼間に週5日、数ヶ月間にわたって通学する必要があります。これは、集中してスキルを習得できる反面、時間的な拘束が大きいというデメリットにもなる方もいます。
ちなみに、職業訓練は「就職支援を目的とした公的制度」なので、出席率は重視されます。



多くの訓練では 80%未満になると修了扱いされないなどのルールがあるよね。
休まないように頑張って通ったよ!
③実務レベルのスキル習得が難しい
職業訓練では、3か月や6か月などの限られた期間で、コーディング(html・css・Javascriptなど)とWEBデザイン(illustratorやPhotoshopなど)の基礎から学んでいき、卒業時にはグループや個人でポートフォリオなどの制作物を作成することが一般的です。
このような中では、基礎やちょっとした応用は学んで一つの制作物を作成するにすぎず、実務レベルのスキルまで習得したりすることは難しい現状があります。



私は、WEBデザイン初心者で入校したので、基本を学んで卒業時に制作物をつくるだけで精一杯だったな。
④必ずWEBデザイナーになれるとは限らない
③でお伝えしたことも関係し、
職業訓練のコースが掲載された資料には、卒業生の就職率の掲載もありますが、これは、WEBデザインなどその訓練で学んだスキルで就職した場合のみの数値ではありません。
WEBデザイナーとして就職した場合だけでなく、デザインを担当予定の広報職や企画職、WEBデザインは全く関係ない事務職などで就職した場合の全てが含まれています。



就職率のデータでは、職業の種類に関係なく、その職業訓練を卒業した人が就職したかどうかを表しているんだね。
職業訓練のWEBデザインコースでは、実際の現場で通用するまでのスキルが身に付きにくいことや、実際の求人では1年上からの実務経験が求められていることが多いため、WEBデザイナー職での就職には繋がりにくい現状があります。
⑤就職した労働環境に不安あり
ちなみに、ハローワークの求人では、「未経験」でも応募可能なWEBデザイナー職の求人が出ていることがありますが、少し注意が必要です。
ハローワークの求人は、無料で掲載することができます。
そのため、求人に費用をかけれない企業や社員にお金を投資・還元する意識が低い企業も含まれていることがあり、就職できたとしても就職先の労働環境自体が良くないこともあります。



ハローワークの求人は、大手企業の求人は少なく、中小企業の求人が多い傾向があるよね。
⑥周りのメンバーによって質が異なる
職業訓練の講師は、過去の経験は問われますが現役講師とは限らないことがあります。
教える先生が現役であるか、最新のスキルがあるかどうかによって、学べる質やトレンドが変わってしまいます。
また、クラスメイトの学習意欲やスキルレベルもその時その時で様々です。
熱心な仲間が多く切磋琢磨できる環境であれば理想的ですが、中には目的意識が低い受講者がいる可能性もあり、自分の学習意欲に影響が出ることもあります。
⑦習うトレンドが古いことがある
職業訓練の講師は、現役の方が掛け持ちでしていることもあれば、過去にWEBデザインを仕事にしていたが今は現役を離れている人が採用されている場合もあります。



私が通った職業訓練校の先生の採用条件は、「過去に5年以上の職務経験がある」ことが含まれていたよ。
そのため、過去の経験年数は満たしていても現役ではない方が、コーディングの講師をしていたりしたよ。
そのため、講師によっては、教える内容が最新のトレンドを踏まえていないこともあります。
⑧授業ペースについていくのが大変
訓練の期間や内容によっては、授業ペースについていくことが大変なこともあります。
WEBデザインは、コーディングやデザインなど様々なスキルを学び、制作物を作成していくことを目指しますので、日中の職業訓練での学習に加え、自宅での学習時間も確保する方も多くおられます。



WEBデザインを学ぶことに平行して就職支援もあるし、卒業に向けての制作物の作成、資格取得と、本当に忙しかったな…。




WEBデザインの職業訓練で学べること


基本的なWEBデザインスキル
職業訓練のコースや期間、運営機関によって差はありますが、基本的にWEBデザインでは、HTML・CSS・JavaScriptといったコーディングとデザイン基礎やPhotoshop、IllustratorなどのWEBデザインツールの使い方の基礎を学ぶことができます。



ちなみに、
WEBデザイナーになるには、以下のようなスキルを身に付ける必要があるよ。
必須スキル | 具体例・内容 |
---|---|
デザイン基礎 | 配色、レイアウト、タイポグラフィ |
デザインツール | Photoshop、Illustrator、Figma、XD など |
コーディング | HTML、CSS、JavaScript など |
UI/UXデザイン | ユーザビリティ、導線設計 |
コミュニケーション力 | クライアント・チームとの調整 |
Webマーケ・SEO | 集客、検索エンジン最適化 |
ビジネススキル | 要件把握、提案力、スケジュール管理 |
WEBデザインコースの内容と学ぶ流れ
ここで、筆者が学んだWEBデザインの訓練校の学んだ内容や体験をご紹介します。



私は、ある訓練校で初めて開講されたWEBデザインの1期生として、WEBデザインの3か月コースを学んだよ。
WEBデザイン基礎(illustratorとPhotoshop)と、コーディング(html)の基礎。
WEBデザイン応用(illustratorとPhotoshop)と、css・Javascript・jQueryなどのコーディング。



コーディングではレスポンシブデザインまで学んだので、本当にハードスケジュールだったな…。
就職活動で使用するための自分自身のポートフォリオを各自が制作し、卒業時に発表。



2か月間で習ったコーディングとWEBデザインを併せて、1つの制作物を作成して発表するのが卒業課題だったよ。
WEBデザインを学ぶカリキュラムの間も、就職支援のカリキュラムやキャリアコンサルタントによる個別面談などで就職支援も継続して行われました。
また、3か月目の途中では、WEBデザインに関する資格取得を訓練校側より促されそのための勉強もしました。
私の場合はillustratorのエキスパートの試験を受けなんとか無事に合格できましたが、入学から卒業まで本当に走り続けた3か月といった感じでした。



スキルの学習、就職活動、資格取得、制作課題の作成・発表…。
大変だったね!



Adobeの学割を利用して家でもWEBデザインを復習したり、コーディングも模写したり、試験勉強もしたりと、家でも勉強を頑張ったよ。
職業訓練で学ぶとWEBデザイナーとして就職出来る?


結論として、
なぜなら、WEBデザインの基礎レベルしか習得できていない・実務経験がない状態では、WEBデザイナーとしてよい就職先はなかなかないからです。



WEBデザイナーの求人でも「実務経験〇年以上」などの記載で実務経験が問われたり、実際のスキルとしてはポートフォリオ(制作物)でそのスキルを示すからね。
本気でWEBデザイナーになりたい場合は、職業訓練だけに頼らず、以下のようなことが必要です。
・家でも勉強する
・無料や有料で勉強できる学習ツールも利用する
・有料スクールを併用する
・在学中に就職活動を始める
ちなみに、
私が利用したWEBデザインの職業訓練校では、卒業と同時の就職を目指していましたが、卒業時に就職が決まっていなかった方には卒業後3カ月間の就職支援も行っていました。



そのWEBデザインの職業訓練の1期生だったこともあってか、卒業時に就職が決まっていた人は20人中3人程度だったよ。
残りの多くの人は、卒業して一気に就職活動に切り替えていきすぐに就職が決まっていった人もいましたし、3か月後までキャリアコンサルタントの支援を受けている方もいました。
特に、そのWEBデザインの職業訓練校の1期生だったこともあってか、就職先の前例がなく、WEBデザイン職でのハローワークの求人掲載が掲示板に貼られる程度しかWEBデザインに就職する繋がりはありませんでした。
私は今までWEBデザインに触れたことがなく本当に初心者でしたが、
同じクラスには、大学でデザイン関係の学科を出ている、絵描きが好きでillustratorなどの操作には慣れている人もいましたので、制作物のクオリティは高い人もいました。
しかし、実際にはWEBデザインの実務経験がない(仕事として働いたことはない)こともあり、希望する企業への就職は難航していたようでした。
全員の進路はわかりませんが、私の知る限りでは、中小企業でデザインに関わる可能性がある職種についた人はいても、「WEBデザイナー」として就職した人はいないようでした。



WEBデザインを学んだけれど、全く関係ない事務職や営業職などで就職した人もいたよ。
ネット上では「職業訓練 WEBデザイナー 意味ない・なれない」という言葉を見ますが、私の体験としても、「WEBデザイナー」として就職したいのであれば、職業訓練だけで学んで就職することは難しいかもしれないと感じました。
WEBデザインの職業訓練で落ちたらとるべき行動3選


WEBデザインの職業訓練で合格できなかった場合はの対策についてお伝えしていきます。
①もう一度同じコースを再受験する
職業訓練でWEBデザインを学ぶメリットとデメリットを理解した上えで、やはり「職業訓練でWEBデザインを学びたい」という意思の変わらない方は、今後予定がある同じコースに再チャレンジしてみましょう。



ハローワークでは、今後の職業訓練の一覧表をもらうことができるので、同じコースがあるか確認してみてね。
ただし、次の開講時期が未定のときや次の開講まで半年以上間が空いているときは、それまで待てるかどうか自分の経済状況を確認して判断していきましょう。



あまり期間が開いてしまうと、生活の問題もあるかもしれないし、学習意欲の低下になってもいけないしね。
②独学で学ぶ
WEBデザインを学びたい意思が強い場合は、独学で学ぶ方法もあります。
独学のメリットとしては、費用が安く済む・または無料で学ぶことが出来ることです。



YouTube・ブログ・Progate・ドットインストールなど、無料~利用できる学習の場があるからね。
ただし、デメリットもあり
- 挫折しやすい
- スキルの習得に時間がかかる
- フイードバックがもらえない
- 最新トレンドに気が付きにくい
- モチベーションの維持が難しい
などがあります。



私は独学だけで学ぶのは向かないな…。
③WEBデザインスクールで学ぶ
就職に活かせる知識やスキルを早く身につけたい方は、職業訓練校ではなく民間の有料のWEBデザインスクールで学ぶ方法もあります。



実は、WEBデザインスクールは、職業訓練のデメリットをカバーしているので、学ぶには一番よい場所だよ。
WEBデザインスクールは職業訓練校とは異なり、授業料は自己負担のため、費用はかかります。
しかし、各スクールで独自の学習サービスや就職支援を提供していたり、スクールのコースによっては国の給付金対象になっているものがあるため受講料の70%が戻るスクールもあります。
そういったものをうまく利用できると、就職に生かせるWEBデザインスキルが身に付くのはもちろん、WEBデザイナーとしての就職支援を受けて仕事に就ける可能性も高まります。



WEBデザインスクールでは、WEBデザイナーとしての就職支援が充実しているスクールもあるよ。



本気でWEBデザイナーになりたいのであれば、WEBデザインスクールで学ぶのがよいってことだね。
Q&A


- WEBデザインの職業訓練に落ちる理由は?
-
志望動機が曖昧だったり、筆記試験対策が不十分だったり、面接で熱意が伝わらなかったりすると不合格になりやすいです。倍率が高い人気コースでは特に、十分な準備がないと合格は難しいでしょう。
- 職業訓練の選考試験ってどんな内容?
-
中学レベルの国語と数学の筆記試験や、面接が行われることが多いです。訓練校によっては書類選考のみや、面接だけの場合もありますので、事前に確認しましょう。
- 職業訓練でWEBデザインを学ぶメリットは?
-
授業料が無料であること、失業保険や給付金が受け取れること、Adobe製品が学割で使えること、就職支援が受けられることなど、多くのメリットがあります。
- 職業訓練でWEBデザインを学ぶデメリットは?
-
倍率が高く失業中でしか利用できない、授業ペースについていくのが大変、実務レベルのスキルを習得するのが難しい、就職してもWEBデザイナーになれないことがある、などが挙げられます。
- 職業訓練でWEBデザイナーになれるの?
-
職業訓練で学べるのは基礎的な内容が中心で、実務経験もないため、訓練だけでWEBデザイナーになるのは難しいのが現実です。家での学習や、場合によっては有料スクールとの併用が必要です。
- 職業訓練の倍率ってどれくらい?
-
コースや地域によって異なりますが、人気のWEBデザインやIT系の職業訓練は2~4倍の倍率になることが多く、誰でも簡単に受かるわけではありません。
- WEBデザインの職業訓練に落ちたらどうすればいい?
-
①次回の開講に再挑戦する、②独学で学ぶ、③有料のWEBデザインスクールを利用する、などの選択肢があります。自分の目標や状況に合わせて検討しましょう。
まとめ


今回の記事では、webデザインの【職業訓練に落ちた】理由と次にとるべきステップと題して、以下の内容をご紹介しました。
- 職業訓練の基礎知識
- 職業訓練の試験に落ちないために
- WEBデザインの職業訓練を利用するメリット・デメリト
- WEBデザインの職業訓練で学べること
- 職業訓練で学ぶとWEBデザイナーとして就職出来る?
- WEBデザインの職業訓練で落ちたらとるべき行動3選
そして、WEBデザインの職業訓練で落ちたらとるべき行動3選は、以下の通りです。
- もう一度同じコースを再受験する
- 独学で学ぶ
- WEBデザインスクールで学ぶ
「WEBデザイナーとして就職して働きたい」「企業に評価される技術まで身に着けたい」「WEBデザイナーになるための就職支援まで受けたい」方は、WEBデザインスクールを選択する方が望ましいでしょう。



WEBデザインスクールでは無料説明会や体験ができるので、その機会を利用して判断してみてね!
今後、お勧めのWEBデザインスクールをご紹介していきますので、しばらくお待ちくださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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